第6回例会報告会(2019年3月5日)

本日の卓話     

パストガバナー上野操様

ロータリーについて
・1905年にRCがシカゴに出来ました。
・1920年に東京RCが出来ました。1935年、ハリスが昭和10年フィリピンのマニラの会議に出席するため日本へ立ち寄ったんですが、その頃の日本は、世界と一触即発の状態で、東京RCはアメリカの手先じゃないかと軍部から思われていたが、日本のロータリアンはめげずに活動をしていた。
・日本のロータリアンがハリスにどうしてRCを作ったのですか?と質問したところ、「ただ寂しかったから作ったんですよ」と。じゃあ、どうして寂しかったかと言うと、当時、弁護士の仕事をしていて、お客さんと親友になれなかった。非常に寂しかった、その思いがRCを作ったきっかけだった。同業者だと競争があるので、異業種同士で会を作りたいと思って最初は異業種4人で作った。
・定期的な例会な出席をすることで親睦を深める。
・当時のアメリカは競争社会、同業者同士は疑心暗鬼、経済が発展してもこれでは精神の幸福にはならないということでRCを立ち上げた。
・ハリスが書いた本(ロータリアンへ)を、日本のロータリーの父である米山さんが翻訳本(理想と友愛)を出した。その際、米山さんがこだわったのがサービスという単語を、日本には適切な言葉がなかったが、「奉仕」と訳した。
・ロータリーは宗教でないし、普遍的な道徳観であり、全ての生活に適応するべきだが、ロータリーの根幹は職業奉仕。
・ハリスが心配していたのは、宗教に見られる排他性、ロータリーはそういった宗教的な思想とは一線を画す。
・自分が人からされて貰いたくないことは自分でしない。自分が人からされて嬉しいことは自分でする。自律的に行う
・奉仕の理念(理想)とは、自己に先立つサービス
・すべての生活に適応させるのがベストだが、まずは実業的職業サービスに適用して、人間関係を広げていく。まずは経済生活の中でサービスを確立し、生活の場に広げていく。
・四大奉仕のお話し→人間関係を広げていこう
・ロータリーの奉仕の根幹についてのお話し。
・ロータリーとライオンズとの違いについて。
・社会のニーズに答えたのが職業奉仕。
・先人達のお言葉をご紹介。
・ロータリーのサービスの根幹とは、クラブ奉仕と職業奉仕が一体となった、つまり職業奉仕であると結んで本日の話を終わりにしたいと思います。